こんにちは!
田中コーチです。
お子さんがクロスボールに出られずに失点した経験はありませんか?
観客席から観ていると、ゴールキーパーに対して「今のクロスに飛び出せよ!」「なんで出られないの?」と思うことがあるかもしれません。
大人目線からみると簡単そうですが、子ども目線で考えていくと結構難しかったりします。
出られないのは原因がありますので、そこを解決しなければどうにもなりません。
「強い気持ちがあればいけるでしょ」というような、根性論では到底無理です。
GKの理論や技術は小学生年代から知っておくと、後から間違いなく有利に働いていきますよ。
今回は「クロス」
今回は両カテゴリーともに「クロス」をテーマにしたトレーニングを行いました。
選手の中にクロスが苦手という人は実は多いんです。1対1の対応よりも苦手な人の率が多い気がします。
何故、苦手意識があるのでしょうか?
それはおそらくですが、どういう練習をしたらいいか分からず、クロス練習を全くやっていない。もしくは練習しても何が正解かわからないからではないかと思います。
答えがわからない問題は解きたくはないですよね?
このレポートで何かヒントが得られるかもしれません。是非、最後まで読んでみてください。
まずはU-12グループから
まずは1人ボール1個で練習をします。
地面に思い切り叩きつけて、高く跳ね上がったボールをできるだけ高いところでキャッチします。
動いているボールに合わせて、自分の体を動かすという習慣つけていく必要があります。
特に小学生年代では、こういうシンプルな遊びから始めることをお勧めします。
次に行ったのは片足でのジャンピングキャッチです。
バーを踏まないように足を入れて、GKコーチが持っているボールをキャッチしていきました。
今回は特にアプローチの動きの部分に注目して、トレーニングを行いました。
片足ジャンプする時の足を踏み切り足と言いますが、この足を力強く、踵から踏み込むことが重要です。
最後につま先が地面から離れますが、それと連動して上半身の使い方を工夫しなければなりません。
そういうことも意識して欲しかったですが、まずはこのステップのリズムを掴ませていくことがメインでした。
徐々に難易度アップ!
コーチが持っているボールから次は実際に手で投げて、そのボールに合わせてジャンピングキャッチを行っていきました。
動いているボールに合わせようと選手たちは必死でしたが、なかなか思うように理想の位置で捕球することができていませんでした。
ここ数年でメディア機器が普及・拡大して、選手たちは座って画面をみて遊ぶようになりました。
昔は近くの公園で友達と野球をしたり、木登りやブランコ、ジャングルジムで遊んだりしたものです
こういった変化によって、運動能力は昔に比べるとやや低下気味です。
落下点を読めるようになるには、目を鍛えて、空間認知能力をあげる必要があります。
可能な範囲でいいので、「外遊び」を行うことをお勧めします。
最後に少し距離を離して、コーチからスローされたボールにプレーしていきました。
久々にクロスのトレーニングを行ったということもあり、初めて練習した選手も多かったかもしれません。
できないことや難しいことへ挑戦する気持ちは、こういう状況の時にとても必要です。
どういう風にすれば、できるようになるのか。上手くなるのか。
GKスクールはGKコーチがしっかりとアドバイスをしてくれます。よく聞いて、他人のプレーをよく見て、盗むことも大事。
切磋琢磨して、共に成長していってほしいです。
続いてU-15
最初に行ったのは2人組でのジャンピングキャッチです。
相手にボールを投げてもらい、そのボールに対してプレーをしていきました。
U-15グループでもボールへのアプローチにフォーカスしました。
ここでは踏み切る足とその前の1歩について、選手たちに話をしました。
高いところでボールはキャッチしたいので、最後の1歩は真上にジャンプするイメージをもった方がいいです。
その意識をもちつつ、踵から踏み込んでいき、上半身を連動させていくことで高くジャンプすることができます。
次に、サイドから手でサーブされたボールにジャンピングキャッチしていきます。
コーンにタッチして、まず行うことはボールを観ることです。
ボールを見なければ、落下点がわかりません。
よくありがちなのは、コーンタッチして流れのまま動くことです。
落下点がそこにあれば問題はないですが、先に動いてしまう形となり、遠回りになってしまうため、ボールに合わせられないことがよくあります。
あることをポイントで伝えると、改善できるようになっていきました。
実践へ挑戦!
次に少し距離をはなしたところから、同じようにハイボールの処理をしました。
キッカーの距離が離れることで、何が変わるでしょうか?
答えは「ボールが到達するまでの時間」です。時間があるということは、GKが動く余裕ができます。
ここで先に落下点に入りすぎると、垂直ジャンプのような形となり、突っ込んでくるFWに競り負けしまいます。
ゴールキーパー側も相手のパワーに負けないように、飛び出す必要があります。
そういう意味ではアプローチの仕方は非常に重要だと考えます。
最後は少し実践形式に挑戦しました。
少し難しかったようですが、ボールが上がってくるまでにやらなければならないことは押さえておきましょう。
スタートポジションが間違っていると、広くエリアを守ることができません。
次回はもう少し、技術的な要素のトレーニングをしていこうと思います。
フィードバック動画を観て、動きのポイントを整理して各チームや自主練習でやってみてください。
クロスはやった分、上手くなります。
最後に映像をどうぞ!
長崎ゴールキーパースクールで苦手を克服しよう!
長崎ゴールキーパースクールでは、GK専門の指導をGKコーチが行います。
苦手なプレーはありませんか?
お子さんが試合で堂々とプレーできていますか?
それは普段からGKコーチに専門指導を受けられていないからかもしれません。
子どもは何かをきっかけにガラッと変わったりします。そのヒントがGKスクールにあるかもしれません。
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それでは!
田中コーチ