おはようございます。
田中コーチです。
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シュートを止めたときのお子さんの笑顔は、保護者の皆様にとって格別な瞬間だと思います。
「止めたぜー!」「自分が守ったんだ!」というあの誇らしげな表情は、脳裏に刻まみ込まれるでしょう。
しかし、そんな瞬間はゴールキーパートレーニングを行わなければ、滅多に出すことはできないでしょう。
あなたのお子さんはゴールキーパーをしている時に、自信を持ってプレーができていますか?
倒れることを学ぶ、大事な一歩
第4回のトレーニングでは、倒れる技術=「ローリングダウン」に挑戦しました。
「倒れる」って結構怖いし、痛いし、実はとても勇気がいることなんです。
今回も全カテゴリー一緒に練習を行いました。

2025年度の前期ではこのような形式で、スキル練習を中心にゴールキーパー練習を行うと計画中です。
技術を学ぶことによって、0→1になり、1ができれば、あとは無限に可能性が広がっていきます。
トレーニングの様子をチェックしていきましょう。

基本動作の確認
ウォーミングアップを済ませた後の最初の練習は、地面に置かれたボールに対してローリングダウンを行いました。
ローリングダウンの倒れ方は日常生活では行わない動作のため、やや難しい動きになります。
初めての動きに戸惑う選手もいましたが、何度も繰り返すうちに徐々にフォームが安定し、自信をもって飛び込めるようになっていきました。

中学生グループは、ローリングダウンからワンステップダイビングへメニューを発展させて行いました。
ただどちらのグループも意識して欲しかったのは、プレーする方向です。
後々出てきますが、プレーの方向で守れる範囲がとても変わってきます。

次に、ゴール前に立って構えて、蹴られたボールに対してプレーしていきます。
止まったボールはできていましたが、転がってくるボールに対しては、
ボールをどこでキャッチしたらいいのかということを考えなくてはいけません。

また、手の形も重要です。
地面と両手をうまく使い、ボールを抑えるようにしてキャッチングをすると、シュートを止めることができます。
トンネルしてない?
よく目にするエラーがあります。
それはボールに手が届いているのに、ボールが手の下を通過して失点してしまうというシーンです。
なぜこういうミスが起こってしまうのでしょうか。

答えは手の出し方にあります。
ボールは地面を転がって飛んできます。その時、手を上から出してしまうとどうなってしまうでしょうか。
なんとなくイメージはつきますよね。

そうならないために、手の出し方はコツがあります。
それは手をスライドするような形で出すことです。こうすることで、手と地面の間の隙間はなくなり、ボールが下を抜けていくことはありません。
ゴールキーパーをしている人はわかると思いますが、このミスが一番悔しかったりします(笑)

技術の使い分けできていますか?
ゴールキーパーの技術は色々なものがあります。
試合では場面に分けて、技術を使い分ける必要があります。
キャッチングできる範囲なのに、倒れたりするのはおかしいですよね?
反対にローリングダウンしなければ届かないシュートなのに、キャッチングしにいこうとしてもボールには届かないですよね?

今回のトレーニングでは、どういう場面だとキャッチングで、どういう場面だとローリングダウンすべきなのか
という部分に少し触れました。
今回最後にシュートストップの練習を行いましたが、技術の使い分けをできる選手というのがまだまだ少なかったです。
チーム練習や自主練習などで頭を使って、トレーニングを受けていきましょう。

中学生グループでは、シュートストップ後にディストリビューションまで行ってもらいました。
久々にやりましたが、頭の切り替えがうまくできていない選手が多く、シュートストップをした後に満足して止まってしまう選手が多かったです。
この辺は来月もう少し刺激を入れていかないといけない部分かなと感じてます。
いずれにしても、選手たちは全力でプレーをしてくれて、練習の飲み込みが早く、上手くなりたいというオーラを感じます。

また次回も練習を頑張っていきましょう!
最後に映像をどうぞ。