下のシュートを止めるコツ 2025年4月21日長崎GKスクール諫早校レポート

おはようございます。

田中コーチです。

長崎県内には、ゴールキーパーに特化した専門のスクールはここしかありません。


だからこそ、私たちはこのスクールを通じてGKの価値をもっと広め、GKを志す選手たちに「ここで学びたい」「もっと上手くなりたい」と思ってもらえる場所をつくっていきたいと考えています。

 

一人でも多くのGKが、自信を持ってピッチに立てるように。

 

そして、GKというポジションがもっと評価され、誇りを持ってプレーできるように。

 

小さな一歩ではありますが、ここから長崎のGKの未来を一緒に育てていきたいと思います。

 

今後とも、温かく見守っていただけますと幸いです。

今回のテーマは?

今月よりスタートした2025年度のトレーニングも、2回目を迎えました。


選手たちも少しずつ環境に慣れて、それぞれが持ち味を発揮しながら取り組んでくれると嬉しいです。

 

今回のトレーニングテーマは「アンダーハンドキャッチの改善」でした。

 

体の使い方を確認しながら、一つひとつ丁寧に取り組みました。

 

ただ“止める”のではなく、「確実にボールを保持する」ことの重要性を理解することで、プレーの安定感や自信にもつながっていきます。

前回のトレーニングからの入会もあり、今回から諫早校は32名で活動をしていきます。

 

そして、今回のトレーニングでも1名の体験があり、即入会を決めてくれました。

 

この時点で昨年度よりも所属している人数が増えました。

 

諫早校の中学生カテゴリーは人数が多いため、5月で受付をストップしようと思っております。

 

小学生の方は、少し余裕がありますのでお早めに体験の申し込みを行ってください。

アンダーハンドキャッチの極意

それでは練習の様子をレポートしていきます。

 

ウォーミングアップを済ませた後、最初に行ったのはクロスステップからのアンダーハンドキャッチです。

 

ステップを踏んだ後に、しっかりと相手に構えることが重要でした。

構えないとボールがずれた時にパワーを持って動くことができません。

 

ここで前回の振り返りを行いながら、アンダーハンドキャッチにおける体の使い方について説明をしていきました。

 

特に大切なのは、ボールを正面でキャッチするということです。

 

キーワードとして伝えた言葉は、「両足の間でボールに触る」ことです。

アンダーハンドキャッチの姿勢は体の構造上、不安定な状況になりやすいです。

 

不安定な状況になるのは柔軟性が関わってくるので、家でのストレッチを必ず行うようにしてほしいです。

 

話は戻りますが、不安定な状況だからこそ、体の正面でボールをキャッチすることが重要になります。

 

これが少しでもずれてしまうと、エラーの原因となります。

 

スクール生は、5月のスクールまでにたくさん練習してください。

ボールがずれた時どうしたらいいか?

今回アンダーハンドキャッチの技術とともに、「フォーリング」という技術を伝えました。

 

初めて聞く選手もいたと思います。

 

「フォーリング」を簡単に説明すると、ゴールキーパーがアンダーハンドキャッチをして、そのまま前に倒れ込むような技術です。

 

どういう意図でやるかを聞くと、大半の人は時間稼ぎと答えました。

もちろん間違いではないんですが、使うべき理由がちゃんとあるんです。

 

詳しい部分に関してはスクール生に伝えてますので、使い分けられるようにしていきましょう。

中学生カテゴリーには、キックの質を要求しています。

 

狙ったところに思った通りのボールを蹴る。ゴールキーパーにもフィールドの技術が求められている今。

 

キックというのは必須になってきます。キーパーコーチが蹴るのは簡単です。

 

練習中から狙ったところにボールを蹴る練習をすることによって、試合で味方にボールをつなぐことができるのです。

最後にシュートストップで確認

最後に前回と同様でシュートストップのトレーニングを行いました。

 

小学生は2連続。中学生は3連続でのシュートストップです。

 

シュートは選手に行わせ、これまた狙ったところに狙ったボールを蹴れるように意識してもらいました。

ポジショニングは次回以降にやるんですが、意識が高い選手はポジショニングを意識して取っていました。

 

このシュートストップでやって欲しかったことは、もちろん、アンダーハンドキャッチです。

 

ただ、アンダーハンドキャッチが必ずできるボールが来るとは限りません。

 

試合に生かすためには、しっかりと構えて、どんなボールやコースに来ても対応できるような準備をしておくことが必要です。

その準備ができた上で、キャッチングなのかダイビングなのかを決断しなければいけません。

 

今回の練習の中で良かったシーンもあれば、ミスして失点したシーンもあったと思います。

 

大切なことはチャレンジすること。ミスから目を背けないこと。このメンタリティーです。

来月の練習でも、昨日の自分を超えられるように練習を頑張っていきましょう。

 

最後に映像をどうぞ。

https://youtu.be/16t7EW6btkw

GKは奥深くて楽しいポジションだ!

ゴールキーパーは、ただシュートを止めるだけのポジションではありません。


考える力、勇気、判断力、すべてが試されるからこそ、本当に奥深くて楽しいポジションです。


プレーを通じて「できた!」という喜びを感じた瞬間の笑顔は、どの選手もとても輝いています。


ゴールを守るという責任の中に、大きなやりがいや達成感が詰まっています。


ぜひ、これからもGKというポジションの魅力に一緒に触れていきましょう。

 

それでは。

 

代表 田中