構えの奥深さを学べ!2024年1月15日長崎GKスクール諫早校レポート

こんにちは!

田中コーチです。

前日の長崎校に引き続き、諫早校のトレーニングも再開しました。

 

小学3年生から中学3年生まで約30名の選手で今回もトレーニングをしていきました。

 

長崎ゴールキーパースクールを立ち上げる前、県内にはゴールキーパーをリアルで学べる場所がほとんどありませんでした。

 

全国的にみても長崎県のGKのレベルは低いと思います。

 

その原因の一つとして、学び場がないことが考えられることから、少しでも選手やその保護者の力になりたいと思い、GKスクール活動をスタートさせました。

 

今では各校30名の選手が在籍して、選手たちが切磋琢磨しながら練習に励んでいます。

 

そんな環境に是非足を踏み入れてほしいと思っています。

GKにおける構えとは?

ゴールキーパーがシュートを止める。あるいは前にDFの裏に出されたスルーパスに反応して飛び出していったり、クロスボールに出ていったりする全てのシーンにおいて「構え」の動作が入ります。

 

すなわち、構えがしっかりとできていなければ、三つのシーン全てでうまくプレーができないということになります。

 

今回は「パワーポジション」というワードを使って、より爆発的に素早く動き出すことを意識しながらトレーニングをしていきました。

こういう節目節目でもう一度、基本に立ち返っていくことが重要だと考えています。

 

そういう意味でも、知っている内容をもう一度確認することで新たな発見があるかもしれません。

 

それでは早速、トレーニングの様子を見ていきましょう!

U-12グループから

最初にキャッチングとステッピングの確認を行いました。

 

バーを両足ジャンプで飛び越えて、プレーを行っていきました。

 

重要なのは着地した時の姿勢です。

ここで姿勢が崩れてしまうと、飛んできたボールに対して身体の動きが遅れてしまいます。

 

反応はできているけど、身体が動かないという選手は構え方を一度確認してみてください。

ステッピングを使った後に構える時も先ほどと同様に、パワーが発揮できるような構えを作れるかが重要です。

 

特にステップから構えにいくときに身体が流れてしまって、姿勢が崩れてしまう選手が多いですのでここを注意しましょう!

動き出す時も実はこの姿勢が大きな影響を与えます。

 

動き出す瞬間は地面を足の裏で押すような動きが必要です。地面を思い切り押すためにはパワーポジションをとれている状態になっていなければなりません。

実践へ!

次に行ったのはローリングダウンです。

 

ローリングダウンとはダイビングの一つで横に倒れるテクニックです。先ほど同様にバージャンプをして、サイドステップでコーンをタッチし、構えてローリングダウンを行っていきます。

動きの部分ではよりスピーディーさを求めていきました。

 

最後にシュートストップを行い、実践形式でトレーニングを行いました。

実際のシュートになると、ボール状況に合わせた準備が必要になります。

 

ここでの準備は相手とボールをしっかりと観て、ポジショニングをとってシュートに対してタイミングを合わせることです。

試合で使えるようにするためには、この実践練習が必要です。

 

状況に応じてプレーができるようにこれからもトレーニングを継続していきます。

続いてU-15グループ

最初に行ったのはバーを飛び越えてからのキャッチングとステッピングです。

 

年明け一発目ということで、基本に立ち返ってトレーニングを行いました。

 

キャッチングやステッピングをより効果的に行うためにはパワーポジションをとれるかがカギになります。

パワーポジションとは基本姿勢のことと同じ意味です。要はパワーを発揮できるような状態が良い姿勢だということです。

 

ステッピングの動き出しもこのポジションがとれていれば、爆発的に動き出すことが可能です。また、止まる時もこの動作ができると、身体が流れずに済みます。

中学生年代では小学生時代に比べると、スピードやパワーが段違いです。

 

そのスピードについていくためにも、このパワーポジションがしっかりとれることはかなり有利に働きます。

連続でのシュートストップ

次にダイビングを行いました。

 

ここでもより迫力あるダイビングキャッチをするために、股関節を固め、パワーポジションをとることが重要です。

無意識でできるまでには時間がかかります。まずは慣れない動きかもしれませんが、意識することから始めましょう。

 

最後にシュートストップを行いました。

ここでは今回のテーマであるパワーポジションの習得をするために、構えの部分を意識しながらシュートを受けてもらいました。

 

久々のスクールということもあり、少し感覚が鈍っている選手も多かったですが、今回の基本姿勢を意識して普段からチーム練習に取り組めば、間違いなく上手くなっていきます。

最後に映像をどうぞ!

 

長崎ゴールキーパースクールで本気でGKをプレーしよう!

長崎ゴールキーパースクールでは月曜日に諫早市の創成館高等学校グラウンド(通称:S-FIELD)、土曜日に長崎市のアローズ長崎で月2回のGK専門トレーニングを行っています。

 

そこではトレーニングを受けることはもちろん、チームの垣根を越えて、切磋琢磨できる仲間がいます。

 

GKスクールでは本気で楽しく、試合会場では敵同士で本気でぶつかり合う仲間を手に入れることができます。

 

フィールドプレーヤーはたくさんいるのに、チームにゴールキーパーって1〜2人ぐらいじゃないですか?

 

GKスクールでは通う選手全員がゴールキーパーです。

 

競争し合える仲間がいるから頑張れるし、上手くなれる。是非この空気感を生で感じてください。

 

それでは!

 

田中コーチ