2023年8月10日長崎ゴールキーパースクール諫早市U-12〜U-15GKクリニックレポート

おはようございます!

田中コーチです。

長崎GKスクール代表田中駿也

あなたのお子さんが所属するチームでは、ゴールキーパーはどのような扱いを受けていますか?

 

GKに対する配慮はチームの指導者によって、とても変わってくる部分です。

ゴールキーパーコーチをなるべくつけて、GK練習する時間を確保するチームもあれば、全くGK練習がないチームもあったります。

 

チームに所属するだけでは、正直GKは上手くなりません。

GKが上手くなる環境がないのであれば、その環境から一歩踏み出していくことが大事になってくるのではないでしょうか?

 

まずは無料体験へ!

成長するためには「できないこと」へチャレンジしなければならない。

人はできないことに目を背けがちである。

できないことから逃げてしまうと、そこに成長や成功は訪れない。

 

だから、ゴールキーパーを上手くなるためにも挑戦しなければならないのだ。

 

今回のGKクリニックではU-12、U-15の2つのカテゴリーに分けて、それぞれできないことへの挑戦をテーマにトレーニングを行った。

 

早速、トレーニングの様子を見ていこう。

U-12のグループから

U-12のグループでは「ワンステップダイビング」という技術に挑戦した。

 

ゴールキーパーの醍醐味といえば、やはりシュートストップだろう。

 

ワンステップダイビングはシュートストップでは欠かせない技術になってくる。

まずは、左右に両足ジャンプしながらキャッチングしていく。

 

現代の子どもたちはジャンプ経験が少ない。ダイビングができるようになるためには、ジャンプ力が必要になってくる。

続いてはボールを持った状態でワンステップダイビング。片足でバージャンプをしてダイビングをしていく。

 

この動作で自分の体重を支えられない選手はバランスを崩してしまうため、ダイビング動作に入ることが難しくなってしまう。

 

足首、膝関節、股関節の3つの関節を使っていくことで、しっかりとパワーを貯めて飛ぶことができる。

続いては実際に投げられたボールに対して、ダイビングをしていく。

 

ワンステップダイビングは本来、シュートに合わせて行わないといけないため、ボールの高さに対してキーパー自身が高さを合わせる必要がある。

 

この高さの調節もGK自身が身体操作をしなければならない。

大事なことはもう一つある。それは着地方法である。

 

痛い、怖いという心理が働くと、動きがこじんまりとしてしまう。だからこそ、安全な着地ができることによって、思いっきり身体を伸ばして飛ぶことができるのだ。

生きたボールを受けることが成長への近道!!

今回はリバウンダーという道具を使って、ネットの跳ね返りを利用したトレーニングを行った。

 

2連続でダイビングをしていくが、先ほどの動きを上手く繋げていくことでストップができるようになっている。

気持ちの部分も重要で、1本目がダメでも2本目。1本目を止められたのなら、2本目も止めにいく。

 

あえて2本連続でやることで、選手たちに心のトレーニングにもなっていたのだ。

最後にゲーム形式をシュートストップを行った。

 

シュートを打たれるまでに良い準備をしなければ、シュートを止めることはできない。

 

良い準備とは何なのか?

スクール生はスクール中に常にコーチから言われているはずだ。

 

技術を身につけて、必然的にシュートを止められるGKになっていこう!!

続いてU-15のグループ

今回は「コラプシング」という技術に挑戦した。

 

コラプシングとはダイビング技術の一つであり、シュートされたボールにに近い足を払って飛ぶダイビング動作である。

 

普通のダイビングであれば、一歩踏み込んで行うのだがコラプシングはその逆になる。

 

難しい動作であるがこれができるようにあれば、キーパーとしてもうワンランク上のGKになることができるだろう。

 

最初にW-UPでローリングダウンを行い、倒れ方の確認を行った。

次に静止球でボールを地面に置いた状態で、コラプシングをしていった。

 

足を払う動作と同時に、手を出すことがポイントである。

続いて、相手が味方DFを突破した状況をイメージして、フロントペダルで距離を詰めたのを意識させてコラプシングを行った。

 

どちらにシュートを打たれるか試合ではわからないため、瞬間的に先ほど練習した動きができるかがポイントである。

 

更にスピードが求められるため、自分がもっているパワーを瞬間的に発揮できるかが重要で、中学生年代ではここも重要なポイントだろう。

キャッチができればいいが、試合中はキャッチが難しいシュートもよく飛んでくる。

 

取れなかった、弾いた、そんな時でも練習から習慣にしておけば、勝手に体が動いてくれるはずだろう。

とにかく、ゴールキーパーはいかなる状況でも失点をしないための判断やプレーを行わなければならない。

 

そんな考え方を持って欲しい。

ミニボールを使って、野生的な反応を引き出す!

今回はミニボールを使用して、トレーニングを行った。

 

ミニボールは通常のボールと比べて、ボールスピードが速い。

 

見づらい上に体積が小さいため、ボールに触れることが難しい。

そんな状況こそ、選手たちの潜在能力を引き出すチャンスだ。

 

ボールに食らいついて、必死に止めようとしていた選手たちの姿が見られたので良かったのではないかと考える。

最後に変則でのゲーム形式を行い、シュートを止められるかプレーしてもらった。

 

ルールを理解した上でゴールキーパーをはじめ、FWやDFがどのようにプレーをすれば良いかサッカー理解を深めるトレーニングでもあった。

特に印象的だったのは、ラストプレーだ。

コラプシングでシュートを止めて絶対絶命のピンチを凌ぐことができ、「ナイスキー」と自然と声に出ていたのがこのトレーニングを本気で取り組んでいるかを物語っていた。

このGKクリニックをきっかけに挑戦するという姿勢を常に持って欲しい。

 

また、お互いが成長した姿で会いしましょう!

 

最後に映像をどうぞ!

 

GKとしての成長を長崎ゴールキーパースクールで!

長崎ゴールキーパースクールでは月2回のGK専門トレーニングを行っております。

 

ゴールキーパーとして成長したいけど、今の環境にそういう場所がない…。

 

であれば、GKスクールが一つの手段になるかもしれません。

 

GKの仲間たちと共に切磋琢磨できる環境があれば、きっと意識が変わり、取り組みが変わるはずです。

 

その先にあるのが「成長」であり、「成功」です。

 

GKとしての成長に飢えている選手は是非、体験へお越しください!

 

それでは!

 

田中コーチ